こんにちは、千葉DRONE WALKER編集長の戸出です。今日は先日回ってきた情報のうち、GPSの週数ロールオーバーとドローンへの影響について触れてみたいと思います。

ところでGPSってなんなの?

そもそもGPSってなんなの?、と思われる方はもうあまりいないかまもしれませんね。なんせ今では、スマホにもカーナビにも搭載されておりますので。

GPSとは、地球上の現在位置を人工衛星からの電波で測り知る装置のことで、英語ではGlobal Positioning Systemと称します。今のドローンにはほぼGPSが搭載されており、だからこそ、ホバリングで安定したフライトができるようになっております。

GPSロールオーバーとはどのような現象なのか?

GPSシステムの時刻は、1980年1月6日午前0時(日本時間の午前9時)を起点とした時間で管理されています。我々の普段の生活のように年、月、日だったり時、分を使うことはなく、起点から100週目の10秒目といった感じで「週」と「秒」で管理します。そしてこの週数が10ビットでの管理となっているため、1024週でゼロに戻ってしまうのです。10ビット?1024週?うーん、意味不明ですよね。もう少し詳しく説明してみたいと思います。

ビットってなに?

ビットとは簡単に言ってしまうと、情報量の単位のことになります。1ビットで2進数の1桁が、0か1かを表すことが可能です。同じ理屈で考えていきますと・・・

1ビット:0 か 1 の 2^1=2通りの表現が可能
2ビット:00, 01, 10, 11 の 2^2=4通りの表現が可能
3ビット:000, 001, 010, 011, 100, 101, 110, 111 の2^3=8通りの表現が可能

ということができます。

ロールオーバーとは

上記の理屈で行くと、100ビットでは2^100=1024通りの表現が可能ということになります。そして1024週の際にゼロにリフレッシュされてしまうんです。この現象のことを「GPS週数ロールオーバー」と呼んでいるんです。そしてそして、2019年4月7日に2回目のロールオーバーが発生することになります(1度目は1999年8月22日)。

ドローンへの影響は?

ICAO(国際民間航空機関)の要件を満たしたGPSであれば全く問題ありませんが、メーカーのウェブサイトにはそこまでの掲載はまず無いかと思います。そして私たちの知る限り、ICAO要件を満たしたGPSを使用しているドローンはほぼ無いはずです。そうなりますと、GPSを開発している企業次第ということになってしまうため、個別に機体メーカーに確認するしか方法はありません。ご心配であれば今のうちに確認しておくことをオススメいたします。