暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。私も、この暑さにはウンザリしているのですが、屋外で活動するドローンパイロットの方々は、さらに深刻だと思います。今回は、ドローンパイロットの夏対策についてお話ししましょう。

帽子をかぶりましょう

頭部に直射日光をあてるのは良くありません。子供の頃、夏休み前に学校で配られたプリントにも書いてありましたよね。あらゆる対策は、まず基本を守っていきましょう。
その帽子なのですが、できればキャップタイプよりもストローハットタイプの方が効果があります。ざっくり言うと、甲子園球児のかぶっている様な帽子よりも、麦わら帽子の方が良い。と言ったところでしょうか。なぜ麦わら帽子なのか?と言うと、素材の問題です。麦わらは筒状になっており、中が空洞です。この構造が断熱効果を生み出すので、布製のキャップよりも日光からの熱を遮断してくれます。また織り込んだ麦わらには程よい隙間が空いており、頭部に熱がこもりにくい構造にもなっているのです。昔の知恵って凄いですね。

典型的な麦わら帽子でなくとも、素材が似ていれば効果は同じです。麦わら帽子に対して何となくダサさを感じる方は、お洒落なものを探してみてください。それでも帽子はイヤだ!という方が、いない訳ではありません。帽子のつばが広いと涼しさは増しますが上方の視界が遮られます。帽子嫌いの方には、この「空が良く見えなくなる」ということが嫌なのではないかと思います。お洒落で上方の視界を遮らない、そしてかなり涼しい。そんな帽子が最適なのですが、今のところ一長一短の帽子しか手に入りませんので、皆様の用途に合わせて使ってみてください。

生物対策をしましょう

夏は生き物の活動が盛んになります。自然の中へ行くような場合は、アウトドア教本などが勧める装備があっても良いと思います。私たちはドローンを飛ばしに行くだけ…と思っていますが、実質はアウトドアトレッキングと同じようなシチュエーションである場合が多いからです。危険な生物(ヘビ、熊)がいるかどうか、あらかじめ確かめておきましょう。熊対策は現地の方に聞くのが一番です。ヘビ対策は足もとを固めるしか方法がありませんが、それにも限度がありますので難しいのが実情です。まず行先が「携帯電話の電波が届く」ことをチェックしておいてください。圏外である場合は、すぐに連絡が出来る手段を用意しておく(無線機など)か、連絡のとれる場所への最短ルート、応急処置法を覚えておきましょう。毒蛇にかまれた場合、一刻を争う場合があります。
そして本州の人が北海道へ行ったときのお約束「キツネには触らない」。エキノコックス症という寄生虫の一種がもとになる病気が怖いのです。「北海道でキツネに触ったけど何ともなかったよ」という方がいますが、その方は単に感染しなかったラッキーな人だったか、病気の潜伏期間であるかのどちらかです(この病気は潜伏期間が長い)。皆様は当然、リスクを避けるべきです。

また、最近は小さな生物でも大きな危険が及ぶ場合があります。アリや蚊にも注意を払うに越したことはありません。
もうひとつ。山の中でのお約束「知らない植物に触らない」。皆様の主目的はドローンです。他のリスクは当然、回避してください。

何か起きたら周囲に知らせる

真夏の行動は街中でもリスクが伴います。常に自分の状態を客観的に見つめましょう。「暑くてたまらないのに5分くらい前から汗をかいていないな」とか「頭が痛いのだけど、風邪なのかな?」など、少しでも異常があった場合は周りに知らせましょう。大げさなことはありません、これはリスク回避です。倒れてしまう人の多くが、大丈夫だろう…と思っていたのです。それが、もうマズイな…という状態に変わった時には会話が出来ず倒れてしまいます。話せるうちに周囲へ伝えましょう。

そして転落の可能性がある山中、人気のない海辺(特に岩場や防波堤)へ行く場合の単独行動は慎んでください。何かあった場合、ひとりでは助けを呼べない場合があります。何かあった場合は、落ち着いて助けを呼びましょう。
119番に救助を求める場合、まず「119」へ電話をかけると「火事ですか?救急ですか?」と聞かれます。体の異変であれば「救急です」と言いましょう。次に「例)〇〇市〇〇町〇にあるコンビニエンスストア近く(場所)にいます。32歳(年齢)の男性(性別)が倒れて意識がない。呼びかけにも応じない(症状)」と伝えます。この順番、覚えていられないですが電話口の方が順序良く聞いて下さいますので、慌てずに答えてください。

先ほどの例でしたら「呼吸と脈はありますか?」と聞かれます。慌てていると脈がはかれない時があります。落ち着いて、まず自分のドキドキをしずめましょう。手首のほかにも上腕の動脈や頸動脈でも脈がはかれますので覚えておいてください。
緊急時は慌ててしまいますよね。119番の電話を受けている方は、緊急事態に慣れていますので指示に従いましょう。
(※携帯電話での通報は、端末の電波を受信したアンテナの位置関係で、通報者の管轄外である消防局へつながる場合があります。携帯電話である事を伝えましょう。都道府県の境界付近では現在の都道府県も情報として伝えましょう。)

また、ヘビや虫その他の毒が原因で体調を崩した場合は、その特徴を覚えておきましょう。余裕があればヘビや虫などの写真をスマホなどで撮っておくと役立ちます。覚えておいて損はありません。
最後に「通報者と、その連絡先」を聞かれます。自分の名前と携帯番号をスラっと言えるようにしておきましょう。(実は慌てていると、これが言えない場合も多いのです)

夏を快適に過ごすとき

とても緊急な場合に話が及んでしまいましたが、ほとんどの方は外での活動中「ちょっと暑くてクラクラする」ぐらいで済むはずです。
しかし、ちょっとクラクラも勘弁してもらいたいものです。対策グッズを上手に使いましょう。色々なサイトで「こうすれば夏も快適!」という様な記事を目にしますが、個人的にはエアコンの効いた場所以外に快適なところはないと思っています。あとは「いかに不快感を軽減させるか」なのでしょう。対策グッズは、そのためのものと割り切っています。
屋外で、これは良いなと思うグッズでは「ミストファン」「冷却ジェルシート」「速乾性素材のシャツ」が挙げられます。この3つ、ちょっと使い方に工夫がいる場合があるのです。

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「ミストファン」

その名の通り、霧が扇風機の風に乗り、水が蒸発するとき熱を奪うために涼しくなる仕掛けです。行楽に使う場合、特に注意はありませんが、仕事中などは水に弱いもの(精密機器や書類)を近くに置かないよう心掛けたいものです。「精密機器なんか近くに置かないよ」という方もコピー用紙などをうっかり置いてしまうこともあるはず。ミストで紙にシワが寄ってしまいますのでご注意を。

「冷却ジェルシート」

貼るとスース―するアレですね。最近は安価になってきていますので愛用者も多いかと思います。冷凍庫で冷やした保冷剤の方が冷却効果は高いようですが、効果が持続しませんので冷却ジェルシートがシェアを伸ばしているのだと思います。個人的には冷却ジェルシートを使う場合、ウチワやハンディファンとの併用が望ましいと思っています。(ミストファンと併用すると、濡れてずれ落ちてしまう可能性があるので注意)
そして、出先で熱中症などの緊急時には「冷却パック」を用意しておきます。叩くと急激に冷えるアレです。「これは冷たいよ、素っ晴らしい発明だよ!」と思っているのです。しかし保冷剤と同じく冷却効果は高くても持続性が無いので緊急用で。普段は冷却ジェルシート、緊急時には冷却パック。そんな使い分けも大切ですね。

「速乾性素材のシャツ」

こちらも暑い夏、特に湿度の高い時には重宝しますよね。いつでも肌がサラサラです。それでも欠点がない訳ではありません。聞いたことありませんか?「速乾性のシャツって、におう」なんて噂。私も実は気になっていました。最初はトレーニングウェアだったのですが、運動するときに着るので仕方ないと思っていたのです。しかし、Tシャツや襟付きのシャツにも速乾性素材が使われはじめた頃から、他のシャツよりにおうと感じ始めました。インターネットでも同じ意見が多いようです。調べると使われている化学繊維がにおいの元を残してしまうのだそうです。多くのサイトが洗濯する時の工夫を載せていました。そう、最近は洗剤が良いので、においをとるなんて簡単ですよね。

…って、ちょっと待て。私、においがキツいんですかね?どうなんですかね??綺麗サッパリにおいをなくしたシャツでも、着ていると半日で脇の下がにおうんですけど…ここの記事で書くべきか迷ったのですが、実は私、足のにおいで悩んでいたことがありまして、実は克服しているんですよ。その方法が「ミョウバン水」。で、もしかしたら速乾性シャツにも効果あるかな?と試したら…「効果あった!」
ミョウバン水は自分で作ることが可能です。そしてコストパフォーマンスが高いものです。「ミョウバン水の作り方」で、かなりヒットしますので調べて作ってみてください。これを100均で買った化粧用スプレーボトルに入れて…

1.シャツを着る前、脇の下に直接スプレー
2.トイレなどの休憩時、脇の下に直接スプレー
3.人の見ていない時を見計らって、シャツの脇の下部分にスプレー
夕方までバッチリでした。3番を行う際は、脇汗と勘違いされない程度にとどめておくことが必要です。(スプレーを充分離して、ふわっと霧がかかる程度にする)
私の足を救ったミョウバン水が、脇の下も救うとは…実はミョウバン水、けっこう用途が広いのでおススメです。

夏は楽しんだもの勝ち

さて、命の危険から脇の下のにおいまで色々な夏対策を書いてきましたが、いかがだったでしょうか。子供の頃は夏が大好きだったのに、大人になるに従って夏が苦手になってくるのは体力のせいなのか?夏休みの存在が大きかったのか?それとも他の要因があったのかはわかりません。しかし夏が好きでも苦手でも、その場を楽しんだ方が得なのだと思います。猛暑の中に楽しみを見つけるには、まず夏対策から。皆様もご自身で考えた夏対策をつかって夏を楽しんでみてはいかがでしょう。

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